【薬剤師国家試験】医薬品化学まとめ
hachi
Hachi薬
サラシアには糖質の吸収を抑制する効果がありますが、主要成分のサラシノールやコタラノールがα-グルコシダーゼを阻害することに起因します。
つまり、サラシアはα-グルコシダーゼを阻害薬(α-GI)の一種です。
糖尿病治療薬のアカルボース等と同じ作用機序だね!
α-GIの比較
2型糖尿病患者66人に対して高炭水化物摂取後のサラシアの効果を検討しました。
結果、食後血糖値の抑制が見られサラシアが食後高血糖の抑制に働く可能性が示唆されました。
また、用いたサラシアは240mgと480mgで480mgの方が食後血糖値の上昇を抑制する効果が高くサラシアの効果は用量依存的である可能性があります。
参考:Extract of Salacia oblonga lowers acute glycemia in patients with type 2 diabetes – PubMed
サラシアには糖尿病ラットのインスリン抵抗性を改善する可能性が示唆されました。
サラシアは大腸のオリゴ糖量を増加させ、腸内環境をビフィズス菌優位にして免疫機能を活性化することが分かっています。
参考元:サラシア属植物のヒト消化管に対する作用の解明と新規機能性食品開発
基本α-GIと同じ!