理論問題
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【薬剤師国家試験】110回問107の解説

hachi
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Q
解答・解説

答えは「2」。

103回-問269を解いた受験生にとっては楽勝な問題。

今回の問題で該当する薬剤は、インスリン グラルギン。

インスリングラルギンの特徴

持続型インスリンアナログ

名前の由来

ヒトインスリンのアスパラギンをグリシン(glycine)に置換し、
更にB鎖のC末端に2分子のアルギニン(arginine)を付加したもの。

⇒glargine

構造の特徴

pH約4の酸性薬剤で投与により、生理的pHで中和され沈殿物を形成する。(等電点約6.8)
その後、徐々に沈殿物から薬剤が放出される。

参考:インタビューフォーム


⇒インスリン リスプロ
 B鎖の28位のプロリンと29位のリシンを入れ替えたもの。


⇒インスリン グルリジン
 B鎖の3位のアスパラギンをリシンに、29位のリシンをグルタミン酸に置換したもの。


⇒インスリン デテミル

インスリンデテミルの特徴

持続型インスリンアナログ。

名前の由来

トレオニン(threonine)が欠損し(de)
リジン残基のε-アミノ基にミリスチン酸(myristic acid)を付加したポリペプチド。

⇒detemir(myrのyをiに綴り替え)

構造の特徴

付加したミリスチン酸が血中でアルブミンと結合し、標的組織に移行する。

参考:インタビューフォーム


⇒インスリン アスパルト

インスリンアスパルトの特徴

超速攻型インスリンアナログ。

  • インスリンのプロリンをアスパラギン酸に置換したもの。
  • アスパルトと言う名前はアスパラギン酸に由来している。

参考:インタビューフォーム

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ハチ
ハチ
薬剤師
106回薬剤師国家試験現役合格Ⅰ 6年間バイトと勉強両立Ⅰ 6年次にアロマテラピー検定1級 ・日本化粧検定1級取得取得Ⅰ コスパ・タイパ良く合格する為の知識・考え方を発信しています。
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