実践問題
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【薬剤師国家試験】103回問339の解説

hachi
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28歳男性。双極性障害のために炭酸リチウム錠とバルプロ酸ナトリウム徐放錠で治療を行っている。今回、うつ症状の改善がみられないため、主治医よりラモトリギン錠を追加したいと薬剤部に相談があった。
バルプロ酸ナトリウム徐放錠とラモトリギン錠の併用に関する情報提供の内容について適切なのはどれか。1つ選べ。

1 ラモトリギン錠はバルプロ酸ナトリウム徐放錠と併用禁忌である。

2 両剤の併用で血糖値上昇が考えられるので、定期的な検査を実施する。

3 併用開始後2週間までは、ラモトリギン錠を隔日投与する。

4 両剤の併用で血中アンモニア濃度の上昇が考えられるので、定期的な検査を実施する。

5 両剤の併用でラモトリギンの半減期が短くなるため、投与量を漸増する。

Q
解答・解説

答えは「3」。

ラモトリギンとバルプロ酸

投与開始2週間まで:ラモトリギンを隔日投与しなければならない。

  • 最初の2週間:1回25mgを隔日に経口投与。
  • 次の2週間:1回25mgを1日1回。
  • 5週目:1日50mgを1日1回又は2回に分割。
  • 6週目以降:1日100mgを1日1回又は2回に分割。

参考:ラモトリギンの添付文書

関連問題:109回-問210,211

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薬剤師
106回薬剤師国家試験現役合格Ⅰ 6年間バイトと勉強両立Ⅰ 6年次にアロマテラピー検定1級 ・日本化粧検定1級取得取得Ⅰ コスパ・タイパ良く合格する為の知識・考え方を発信しています。
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