実践問題
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【薬剤師国家試験】104回問254の解説

hachi
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38歳女性。乳がん検診で腫瘤を指摘され、精査のため来院した。
右乳房外側の腫瘤の針生検の結果、ER(2+)、PgR(+)、HER2(1+)、Ki-67 11%であり、pT1bの乳がんと診断された。
腫瘤径は1cmだったため、乳房温存術(リンパ節郭清なし)が実施された。
患者は閉経前であることが確認されている。

この患者の術後治療に使用される抗がん薬として適切なのはどれか。1つ選べ。

1 タモキシフェンクエン酸塩

2 フルベストラント

3 アナストロゾール

4 トラスツズマブ

5 ドセタキセル水和物

Q
解答・解説

答えは「1」。

タモキシフェンは閉経前後関係なく使える乳がん治療薬である。

4のトラスツズマブを選びたくなるが、

HER2と乳がん診断
  • 0,1+:陰性
  • 2+:再検査
  • 3+:陽性

なので、今回は不適切。

ドセタキセルはホルモン受容体やHER2が発現していない時に用いられる。

アナストロゾールは閉経後乳がんに用いられる為、不適切。

フルベストラントはER陽性かつHER2陰性の時に用いられる為、不適切。

関連問題:103回-問221

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薬剤師
106回薬剤師国家試験現役合格Ⅰ 6年間バイトと勉強両立Ⅰ 6年次にアロマテラピー検定1級 ・日本化粧検定1級取得取得Ⅰ コスパ・タイパ良く合格する為の知識・考え方を発信しています。
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