【薬剤師国家試験】103回問224,225の解説
hachi
Hachi薬
43歳男性。胃潰瘍の治療のため、オメプラゾール腸溶錠20mgを1日1回投与されることになった。
オメプラゾール腸溶錠を適切に使用するための情報として正しいのはどれか。2つ選べ。
1 逆流性食道炎の治療にも用いられる。
2 小腸の管腔内で活性体に変化する。
3 通常、胃潰瘍の治療では、最長8週間まで投薬できる。
4 CYP2D6の活性が低い場合は、オメプラゾールの血中濃度が上昇しやすい。
5 併用すると、アタザナビル硫酸塩の吸収率が高まる。
答えは「1と3」。
2
⇒胃で活性体に変化する。
4
⇒オメプラゾールはCYP2C19で代謝される。
5
⇒オメプラゾールとアタザナビルを併用とするとアタザナビルの溶解・吸収が低下する為、併用禁忌となっている。